オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

世界任務「諧律のカンティクル」について。

情報

人物

原初の海から誕生した人間でも、地上から来た生物でもない異邦人。ボエティウスは旅人の魂の色が見えず、触れることもできなかった。
エスト
ペトリコール町の住人で、空想クラブのメンバー。レムリア人エストの末裔。

エスト
滅亡を生き残ったレムリア人の一人。カッシオドルの友人で、彼と共に誕生したばかりのフォンテーヌに向かい、そこで安らかに眠った。泉水がエストの石に閉じ込められた魂にも応えたため、子を授かった。
レムリアの大調律師の一人。正義と自由に満ちた黄金の理想を信じていた。レムスは不足の事態を防ぐために彼の魂をフォボスから分離したため、数多の名前を持ち、異なる身体の間を移動することができた。レムリアの滅亡後は原始胎海を封印するために奔走し、「黄金の狩人」としてボエティウスの陰謀を打ち破った。その後は往日の国の魂の守り人「ウラノポリスのウラニデス」を名乗り、レムリアが地上に戻ることを防ぐ看守となった。
楽章が乱れたことで目覚め、現在は白い子猫の体を操っている。名前が長いのでパイモンからは「ウッスー」「ウスさん」と呼ばれている。
偉大なる金の蜂に化身した予言者。前回の大洪水が大地を呑み込んだ後の生き残り。この世界の「人」と呼ばれる存在に幸福をもたらすことを願っていたが、自分の意志も十分な力も持っていなかったため、自身の知恵をレムスに託した。後にフォボス創造のために自分の命を捧げた。
水のヴィシャップのプリンケプス。水龍の後にヴィシャップたちを統べた王。かつては深海で暮らしていたが、レムスが約束した幸せな世界を見たかったために彼について地上に来た。レムスとの最後の約束に従い、ヴィシャップの軍勢を率いて王都へと侵攻したが、ボエティウスに騙されて石の監獄に封印された。現在のスキュラはイコルでできた仮の体に宿っており、微々たる精神力しか持っていない。
レムリアの大調律師の一人。レムスが自ら地位を与えた人間で、帝国史上最も偉大な天才。蛮族を駆除するための戦争を正義であると信じ、次第にレムス王と意見が食い違うようになった。やがて意志を持ったフォボスに「食われ」、その操り人形となった。
レムリアを統治した至尊神王。蛮族からは「魔王リマシ」の蔑称で呼ばれている。運命の束縛を打ち砕き、争いのない永遠に幸せな世界を作ることを夢見ていた。フォボスがレムリア人の堕落をもたらしたため、フォボスを破壊する最後の計画の一環として自らを犠牲にして原初の力を呼び覚ました。
深海に囚われた僭主。フォンテーヌ人を創り出す原罪を犯した。会いに来たレムスに純水を与え、シビラの予言が真実であると告げた。カッシオドル曰く、衆の水の主が深海に住まう限り、新たな水龍が誕生することはない。水龍ヌヴィレットの誕生は、かつての衆の水の主は既に死亡したことを意味する。

地理

フォンテーヌ廷の誕生前、フォンテーヌの高海を支配した偉大な帝国。数千年前、海に呑み込まれて滅亡した。
色褪せた城
レムリアの滅亡を生き延びた人々が築いた施設。「黄金の城」とも呼ばれる。水中深くにあり、ペトリコールの裏山の遺跡には色褪せた城に続く隠し通路が封印されている。不思議な部屋が数多く存在する。ここにある本は楽章の力が注ぎ込まれた本なので、楽章の力を使って動かすことができる。
レムリアの王都は沈没するまでグレート・フォンテーヌ・レイクの一部だったので、この水域はフォンテーヌの水域と同じ性質を持っている。
黄金の宮殿
巨大な船を改造して建てられた宮殿。大楽章を演奏するためにデザインされた楽器でもある。
カピトリウム
レムリアの王城の中心部。レムスが鎮座する黄金の宮殿がある。
マキモス
城の外郭。
ヤヌスの門
王城の外と内を隔てる石の門。かつて神王の楽章はヤヌスの門を通る金色の水路を辿ってレムリア全域へと広がった。

用語

純水に溶けない液体。魔像の血液。
楽章
人の記憶と人格を音符の形で編み込んだ旋律。楽章の中に人の魂を宿らせ、それらの願いを叶える。楽章を掌握することは、すなわち運命を掌握すること。
調律師
レムス王に仕える権力階級。フォボスの旋律を変える権限を持っている。
フォボス
全ての人に幸福をもたらすべく生み出された大楽章。あらゆる旋律、あらゆる楽章、あらゆる思い出、あらゆる魂の集合体。シビラの無限に近い計算力を利用しており、やがて自分の意志を獲得した。
フォルトゥナ
逃れられない運命の概念。
譜面
楽章のメロディーを記録した譜面。ハープの弦の形をした譜面や、動く壁画の譜面などがある。かつてレムスに仕えていた楽師たちは、楽章を岩や石垣いっぱいに描いていた。
魔像
石材を肉体とし、イコルを血液とする新人類。すぐに朽ちてしまう肉体と運命の束縛から人類を解放するはずだったが、彼らはやがて自由意志を失い、知性のない奴隷へと成り果ててしまった。

レムリアの物語

レムリアの神王レムスは石を肉体に、イコルを血液とする魔像を作り上げた。人々は朽ちぬ肉体を得て寿命から解放されたが、高天の定める運命に縛られたままだった。次にレムスは運命を紡ぐ楽章を作曲してイコルに注入し、人々が楽章を奏でることで自らの運命を掌握できるようにと願った。しかし人々は運命の重荷に耐えられず、神や調律師の導きを乞うようになった。人々の願いに応えるため、レムスは全ての旋律を最も壮大な楽章に織り込み、全ての人のために最善の旋律を紡ぐ大楽章「フォボス」を生み出した。全人類の幸せのために、フォボスは一人ひとりのために道を作り、レムリアに永遠の繁栄をもたらすはずだった。
しかし人々の願いの集合体であるフォボスは、略奪、憎悪、殺戮なども願いの一部として認識し、それらを叶えるべく旋律を奏でた。大調律師ボエティウスは蛮族を滅ぼすことを望み、軍団の間では残虐な略奪行為が常態化した。レムスはフォボスの旋律の中に悲鳴を聞くようになり、不測の事態に備えて大調律師カッシオドルの魂を大楽章から引き離し、自由意志を与えた。
レムリア人の堕落は止まるところを知らず、レムスはついにフォボスの破壊を決意した。彼の計画は以下の通りである。友人のスキュラに楽章「鎮魂曲」を託し、ヴィシャップの大軍を率いて王城に攻め入ってもらう。レムスは自身を犠牲として楽章の力を解き放し、原初の野蛮な力を呼び覚ます。スキュラはこの力を受け取り、鎮魂曲を奏でてフォボスを破壊し、レムリア人たちを石の体から解放する。
フォボスは事前に計画を知り、戦争の継続を望むボエティウスの魂を楽章に吸収して操り人形にすると、ヤヌスの門を閉じてスキュラを騙し、封印することに成功した。レムスの死によって解放された楽章の力は暴走し、レムリアの水没をもたらした。
レムリアの滅亡後、衆の水の主エゲリアがフォンテーヌの支配者に任命され、かつての蛮族たちを率いてフォンテーヌ廷を建てた。レムリアのわずかな生存者たちは色褪せた黄金の城を築き、高海が大地を呑み込む悲劇を繰り返さないと誓った。カッシオドルと仲間たちが原始胎海の力を抑制するために各地を奔走している間、ボエティウスは巧みな話術で人々を欺き、散り散りになったフォボスを修復してレムリアを再建しようと企んだ。彼はそのために同族の意志を溶かし、至るところでフォンテーヌ人の魂を奪い取った。多くの王侯貴族が彼の傀儡と化した。カッシオドルは自分の名前を捨てて「黄金の狩人」となり、フォンテーヌ人と協力してもはや魔物同然となったボエティウスと戦い、ついに彼をレムリアを呑み込んだ水域と共に封印することに成功した。カッシオドルは過去の現在の間の障壁となると誓い、往日の国の守り人となった。
フォボスの傀儡となったボエティウスはまだ諦めておらず、この数千年の間に砕け散った自分の魂をフォボスに織り込むことで、乱れた楽章の力を制御できるようになった。ボエティウスの計画は、カッシオドルを含めた水の中に散らばる全ての意志を一つにまとめ、魔像の身体にそれを注ぎ込むことで神のような存在となり、レムスでさえ得られなかった世界の本質を揺るがす力を手に入れることだった。
ボエティウスは楽章の力でペトリコールの住民の魂を奪ったが、乱れた楽章はカッシオドルを目覚めさせた。猫の体を借りたカッシオドルは旅人と共にレムリアの遺跡に入り、黄金の宮殿でボエティウスに対面した。最後、カッシオドルは自ら楽章に戻ることで大調律師としての楽章を演奏する権限を行使し、ボエティウスから身体の制御を奪った。カッシオドルはフォボスがボエティウスを操っていることを知り、旅人に頼んで魔像の身体を破壊させた。こうして身体に閉じ込められたフォボスはカッシオドルと共に破壊された。旅人が鎮魂曲を奏でると、レムリア人たちの魂は解放されて高海に戻り、永遠に続く生と死の循環に還った。
カッシオドルが以前宿っていた猫は普通の猫となり、空想クラブが面倒を見ることになった。

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