オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

レムリアの大調律師。フォンテーヌ史上最も偉大な音楽家の一人として知られている。

物語

ボエティウスは葦の生い茂る村で育った。レムリアの軍団が故郷を制服した後、無邪気な少年は彼らを追いかけて王都カピトリウムに辿り着いた。幸いにも手作が器用で澄んだ声を持っていたため、奴隷になる運命を免れ、神王レムスに認められた。彼はレムリアの黄金の秩序に心服し、偉大な文明の一部分になるために蛮族の習慣を捨て、貪欲に新しい知識を吸収した。彼は元の名前も捨て去って「ボエティウス」と名乗った。
ボエティウスは蛮族の奴隷カッシオドルと出会い、すぐに友人になった。二人は厳しい学業と試練を乗り越え、レムリアの大調律師に任命された。ボエティウスは蛮族を根絶やしにするべきだと主張し、自ら軍団を率いて「昔日の人」の都市国家を滅ぼした。
大楽章フォボスは人々の虐殺と略奪を求める願いを聞き、それらを叶えるべく旋律を奏でるようになった。レムスはフォボスの歪みに気づき、ヴィシャップのスキュラと共にフォボスを破壊しようと画策した。フォボスは楽章の理想を信じていたボエティウスを吸収して操り人形にすると、レムスの計画を止めるように命じた。ボエティウスはスキュラを騙して封印することに成功したが、レムスの自己犠牲によって原始胎海の力が解き放たれ、レムリアは海の底に沈んだ。
エゲリアはレムリア人をフォンテーヌに迎え入れることを約束したが、フォボスに操られたボエティウスは楽章の復活を企んでいた。カッシオドルと仲間たちが原始胎海の力を抑制するために各地を奔走ている間、ボエティウスは巧みな話術で同胞を欺き、フォンテーヌ人の魂を奪って王侯貴族を傀儡に仕立て上げた。カッシオドルは彼と決別し、「黄金の狩人」としてボエティウスと戦い、レムリアを呑み込んだ海域と共に封印することに成功した。
数千年後、ボエティウスは砕け散った自分の魂をフォボスに織り込むことで楽章の力を制御できるようになり、再びフォボスの復活を目指して計画を練り始めた。水の中に散らばった全ての意志を一つにまとめ、魔像の身体にそれを注ぎ込むことで新たな至尊となり、世界の本質をゆるがる力を得るというものだ。旅人とカッシオドルはボエティウスと戦い、フォボスがとうの昔から彼を操っていたことを知った。カッシオドルは自らを犠牲にして魔像の身体を破壊させ、フォボスはついに滅ぼされた。旅人がレムスの鎮魂曲を奏でると、ボエティウスらレムリア人の魂は高海に戻り、永遠に続く生と死の循環へと還っていった。

作品

漂流の異邦人
著名なロマン主義歌劇。この作品から、彼がレムリアの再興を諦めることなく、新生フォンテーヌを敵視していたことが伝わってくる。

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