オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

金の蜂に化身した予言者。レムスに破滅の予言を伝えた。

物語

シビラは前回の大洪水が大地を呑み込んだ後の生き残りであった。無限に近い計算力を持ち、その血には運命の奔流が流れていた。彼女は銀の樹を守る使者だったが、長い時の中で心も形も失った。
故郷を失った魔神レムスは海淵の下の廃墟に迷い込み、シビラと出会った。彼女はレムスが新たな国を築くこと、その国がやがて正義によって滅びることを告げた。レムスが運命を必ずや変えてみせると口にすると、銀の樹は金色の船に変わった。レムスはシビラを連れて地上に戻り、レムリアを建国した。
レムスは滅亡を回避するために楽章を作曲し、人々を定められた運命から解放しようと試みた。だが民衆は運命の重荷に耐えられず、神の導きを乞うようになった。彼らの願いに応えるため、レムスは全ての旋律を一つの大楽章に織り込んだ。彼はシビラに祈りを捧げ、彼女は大楽章のために犠牲となることに同意した。こうしてあらゆる旋律の集合体である大楽章フォボスが誕生した。
フォボスは全ての人のために最善の旋律を紡ぐはずだったが、人々の願望には略奪、憎悪、殺戮なども含まれていた。フォボスはこれらの願いを叶えるべく旋律を奏でた。レムスはフォボスがレムリアを堕落させていることに気づき、フォボスを破壊する秘密の計画を立てた。フォボスは忠実な大調律師ボエティウスを「食べ」て操り人形とし、スキュラとレムスの計画を妨害した。その結果、レムスが自己犠牲によって呼び起こした原始胎海の力が暴走してレムリアは滅亡した。
その後もフォボスはボエティウスを通して復活を企んだが、数千年後に旅人とカッシオドルの手で破壊された。

テキスト

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