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古代の鶴観で崇拝を受けた雷の魔梟。後に雷電影の手で討伐された。

物語

雷鳥は太古の生き物で、人間が火を起こすことを学ぶ前から雷と嵐の海を渡っていた。彼女は北方の青き飛龍の吟唱を聞いたことがある。
鶴観に霧海が発生した後、鶴観の住民たちは霧海は雷鳥がもたらしたものだと信じ、彼女を崇めるようになった。初代祭司は雷鳥の羽根を拾い集め、この羽根がマウシロの起源となった。人々は彼女を宥めるために人間を生贄として捧げたが、雷鳥はほとんど気に留めていなかった。
ある日、雷鳥は祭司一族の少年ルーの歌声に惹かれて地上に舞い降りた。ルーは彼女を「カンナ・カパッチリ(雷霆のオオワシ)」と名付け、またいつか歌を歌ってあげると約束した。しかし、村の祭司マタは雷鳥に気に入られた人間を生贄にすることで、雷鳥を喜ばせることができると信じた。ルー自身もそう思い込み、生贄となることを選んだ。雷鳥はもう一度ルーの歌を聴くという約束が破られたことに激怒し、雷と嵐によって鶴観文明を滅ぼした。彼女は大規模な地脈異常を引き起こし、鶴観は約束が果たされるまで祭典の日を延々と繰り返すようになった。
雷鳥はセイライ島に移住した後、「世を騒がす魔獣」として雷電影の手で討伐された。雷鳥の遺した力を鎮めるために浅瀬神社が創建された。500年前、赤穂百目鬼の乱の時に浅瀬響が雷鳥の封印を解き、幕府の水軍を破壊しようとした。雷鳥の怨念は幕府の艦船だけでなく百目鬼側の船をも吹き飛ばし、さらにはセイライ島全土を人の住めない土地に変えた。
鶴観では、記憶を保持していたルーが祭典の成功を目指して何度も生贄になることを繰り返していた。やがて旅人とパイモンが到来すると、ルーは羽根の力でセイライ島を訪れ、雷鳥の残滓に対して歌を歌った。数千年前に交わした約束がついに果たされた時、鶴観の霧海は晴れた。

テキスト

考察

  • 雷鳥が聞いた「遥か北方の青き飛龍の吟唱」はトワリンのことかもしれない。
  • 雷鳥は「空から不思議な物体がいくつか降ってきた」ことを知っている。これは天の釘だと思われる。墨田の推測では、雷鳥が大規模な地脈異常を引き起こすことができたのは天の釘の力も関係しているという。

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