テイワットの野生動物の一覧。
鴨
テイワットの川や湿地に生息する、よく鳴く水鳥。アヒル。
赤喙鴨
白い羽と赤い口を持つアヒル。味は美味しい。
翠冠鴨
美しい緑の首を持つ野生のアヒル。風の変化に特に敏感で、暖かい水場で遊ぶのが好き。
鷺
青鷺
広い翼と細い脚を持つ優雅な鳥。テイワット各国の文化では吉祥、優雅、紳士などを象徴しており、璃月人の詩では君子を例えるのに使われる。
スミレトキ
広い翼と細い脚を持つ優雅な鳥。菫色の美しい羽を持ち、渓流や田んぼの中を静かに歩くのを好む。稲妻の古歌では「里梅鳥」と呼ばれ、かつては広く生存していたが、近頃は減少している。
クロトキ
砂漠のオアシス付近に生息する優雅な鳥。かつては神々の象徴として広く崇拝されていた。砂漠の民の伝説によると、この生き物は失われた霊廟の守護者であり、災厄を祓う神聖な力を持つ。
鷹
高い空を飛ぶ猛禽。小さなリスや鳥を食す。ベテランの狩人によって訓練を受けると、優れた猟鷹となる。
茶羽鷹
高空を旋回する孤高の鷹。
白練鷹
雪山に棲む孤高の鷹。古い伝説によると、故郷を守るために死んだ雪国の民はこの鷹に蘇り、かつて緑に満ちたこの地を守っている。
棕翼鷹
山林に棲む孤高の鷹。広大な縄張りをパトロールする。
石鳶
山が立ち並ぶ絶頂の場所に巣を作る孤高の鷹。永遠に雲間を彷徨うという伝説があるが、実際には生きるために獲物を狩る。
鳩
テイワットでよく見かける小鳥。料理にすると美味しい。伝書鳩としても利用される。人間に友好的だが、悪意に対する鋭い勘も持ち合わせている。モンドの名物料理「鳥肉のスイートフラワー漬け焼き」はハトの肉で作るのが最も本格的だという噂がある。
白鳩
白い鳩。
璃冠鳩
琉璃のように輝く頭を持つ鳩。
灰羽鳩
灰白い羽を持つ鳩。首の羽のグラデーションが美しい。
赤脇鳩
山地に多く分布する鳩。山岩のような赤色をしている。
黒王鳩
黒い頭で知られる鳩。他の種類よりも勇敢であるため、捕獲しやすい。肉質がぎっしりして美味しく、焼くのに適している。
ビリジアンクジャクバト
ハトの近縁種。緑色の羽を持ち、性格はやや好戦的。
マゼンタクジャクバト
ハトの近縁種。扇形の尾羽が赤いハート形に見えるため、詩人によって愛の使者と見なされた。
ヤマガラ
テイワットの隅々に生息する騒がしい小鳥。璃月の鉱夫たちはヤマガラを高山に連れて行く。
赤ヤマガラ
明るい赤い羽を持つヤマガラ。求愛中に羽を誇示する。明るい羽は捕食者の注意を引きやすく、テイワットの肉食動物の主要な獲物となっている。
金ヤマガラ
輝く黄金の羽を持つヤマガラ。小さな子供たちに子どもたちに飼われる事もあるが、多くの場合はすぐに飛び逃げてしまう。
雪ヤマガラ
氷と雪の地に生息する、雪のような白い羽に包まれたヤマガラ。寒い気候に適応しており、暖かい場所では力が抜ける。
青ヤマガラ
宝石のような青の羽毛を持つヤマガラ。古代の鉱夫の「檻の中のヤマガラ」は青ヤマガラを指している。
青カンムリガラ
フォンテーヌでよく見られる小鳥。外界の刺激に敏感で、風が吹くと既に巣を捨てて逃げてしまう。民間の伝承では、しばしば厄災の前触れとされる。安全で居心地のいい場所にいる時にしか鳴かないことから、その鳴き声には「安全」と「快適」という意味が込められている。ペトリコール町では青カンムリガラの鳴き声に似た音色の風鈴を木の枝に飾り、町の安全と快適な暮らしを祈る。
赤カンムリガラ
フォンテーヌでよく見られる小鳥。成鳥は好戦的で、近づいた他の鳥に攻撃を仕掛けることがある。
スレートカサガラ
丸々とした体型の小鳥。ヤマガラのフォンテーヌにおける近縁種。カサガラという名は、キノコの傘のような形をした羽冠に由来している。優れた体力を持ち、長時間滞空できる。灰青色の羽は空や水面の色に溶け込むのに役立つ。
ガン
烏羽ガン
雪羽ガンの近縁種で、漆黒の水鳥。かつては雪羽ガンの呪われた個体と考えられ、厄災の前触れと見なされていた。「新進気鋭の芸術」が発展するにつれ、烏羽ガンを肯定的に扱う作品も増えるようになった。
雪羽ガン
水辺に生息する大型の水鳥。雪のような翼と家庭を大切にする習性から、詩人たちはこの鳥を純潔と高貴の象徴と見なした。フォンテーヌの文芸界でも優れた詩人、歌手、踊り子を雪羽ガンに例える伝統がある。
カモメ
紫金オオズグロカモメ
フォンテーヌに生息する中型の鳥類。紫金色の交じった風切羽を持っている。港で通行人の手から食べ物を奪ったり、漁船から魚を盗むこともある。
平冠フルマカモメ
フォンテーヌに生息する大型の海鳥。白く平らな羽冠が名前の由来。優れた魚群追跡能力を持っている。
その他
赤鷲
スメールの砂漠に生息する大型の鳥類。赤い羽を持つ。アモンの古代文明が滅んだ後に出現した。死骸を啄む習性から、砂漠の民によって死と災いをもたらす生き物だと考えられている。
赤喙ペリカン
水辺に生息する鳥。朱色の尖ったくちばしと美しい羽が特徴。古来より魚獲りの名手であり、翹英荘などではこの鳥を飼い慣らして魚を捕らえさせる漁師がいる。
ガビチョウ
璃月の貴重な鳥。
カラス
夜のように深い黒の羽毛を持つ鳥。厄運の象徴とも、幸運をもたらす預言の鳥とも呼ばれている。
瞑彩鳥
スメールの森に生息している鳥。鮮やかな色が愛されている。飼い慣らすと手紙を運んでくれる。昔の瞑彩鳥は知恵を持ち、人の言葉と文字を理解したという。
犬
シェパード
モンドの旧貴族がこだわって育てた高貴な猟犬の子孫。今では七国に分布している。忠実で信頼性が高く、親しみやすい。
シェルティー
元は森の狩人の相棒として訓練された犬。都市では介護施設の仕事をこなす。おとなしく人の感情に敏感で、子供に優しい。
柴犬
稲妻の犬種。元々は稲妻の将軍が飼っていた愛犬で、商業航路を通してテイワット七国を旅し、この大陸で最も人気なペット犬の一つになった。穏やかで忠実で頭が良く、特に介護施設や家族の世話が得意。稲妻の終末番では柴犬を「忍犬」として訓練している。
ハスキー
灰色がかった白厚い毛皮が生えている犬種。遠い北地の種で、寒さに強い耐性があり、温厚な性格。
ガードドック
兵士のような威厳があるフォンテーヌのペット犬。威嚇手段としても使える。
ジェントルドッグ
紳士のような雰囲気を持ったフォンテーヌのペット犬。香りの感知能力に優れ、非常に利口。
レディドッグ
淑女のような雰囲気を持ったフォンテーヌのペット犬。
琥珀ハウンド
最も純粋な血統を持つフォンテーヌの猟犬。毛色は暗い金色。嗅覚が鋭敏で忠誠心があり、人を助けて獲物や犯罪者を追跡する。
栃栗ハウンド
トライカラーの犬。愛玩犬や作業犬として飼育されることが多い。マイペースかつ食いしん坊。
明羽ハウンド
薄い灰色の犬。中央大陸の猟犬の中で、最も人間になつきやすい犬種。豊富な体力を持ち、野外で長時間活動できる。
猫
エメラルド
エメラルドの目を持つ灰色の猫。夜の梁の上を歩く姿が上品だが、厨房から魚を盗むのが得意。
グレースノウ
灰色と白色の猫。やんちゃな子供が「汚い雪の塊みたいな猫」と呼んだことに由来する。活気のある猫で、様々なところを遊び場としてはしゃぐ。
サファイア
サファイアのように輝く目を持つ真っ白な猫。性格は良くない。
黒猫
大きな金色の瞳を持つ真っ黒の猫。一部の学者にとって黒猫は神秘、魔法、深遠な前兆を象徴するため特に人気がある。
タキシード
慎重で警戒心の強い猫。生まれながらのハンター。ネズミなどを防ぐため、人間から倉庫の警備役を任されることから「警察官」とも呼ばれる。璃月人は親しんで彼らのことを「猫隊長」と呼び、子供たちの間では絵本やおもちゃも人気。
北地ショートヘア
灰色をベースに黒のストライプの優雅な猫。遠い北で生まれ、おとなしく人懐っこい性格で有名。
レッドタビー
虎みたいに威厳のある見た目の、賢くて戦い好きの猫。人間には甘えん坊で、同類との戦いを得意とする。常に多めの食べ物を獲得してすぐ太ってしまう。
イタチ
昆虫やトカゲを捕食する小さな生き物。
赤尾イタチ
赤いイタチ。体の赤色はとても目立ち、しっぽは炎の如く赤いため、燃えるのを恐れて逃げてしまう捕食者もよくいる。
仮面イタチ
細身で機敏ないたずらっ子。黒い顔は盗賊の仮面をかぶっているような印象を与えるが、実際にはおとなしく人懐っこい性格で、人から食べ物を盗むことはほとんどない。
青雷イタチ
層岩巨淵の坑道や洞窟の奥深くで見られるイタチ。毛皮には独特の青い光沢がある。長期的な暗場所での生活に適応しており、優秀な聴覚と嗅覚を持っている。その玉のような色の瞳孔と珍しい色の毛皮により、鉱夫たちの間ではこのイタチが現れるのは宝石が発掘される前兆だと言われているが、実際には何の関係もない。
ブーツイタチ
手足の暗い毛色がブーツに見えるために名付けられたイタチ。特に臆病かつ慎重。テイワットではこの動物に関する数多い奇妙な伝説が存在している。
宝盗イタチ
神出鬼没な怪盗のイタチ。盗みの行為は天性のもの。あらゆる場所でモラを盗む。新米、中堅、黄金の三種類に分かれている。宝盗イタチは宝盗団が野性のイタチを宝盗団の正式メンバーとして訓練したことが名の由来だと噂されている。
雪隠れのイタチ
雪原の洞窟に隠れ、風のように移動するイタチ。器用で細長い、いたずら好きのトラブルメーカー。見た目が可愛いためよくペットとして飼われる。
イノシシ
イノシシ
繁殖力が強く、気性が荒い野生生物。様々な森と荒野で姿を現す。イノシシの肉質は弾力がありとても美味しいため、色々な料理に使われている。
キノシシ
スメールの雨林に生息するイノシシ。進化の過程でキノコ類と奇妙な共生関係を築いてきた。学者たちの研究によると、キノシシは自らに寄生するキノコ類を天然の迷彩として捕食者を欺く。レンジャーはキノシシの跡をつけることで珍しいキノコを探す。
雪のイノシシ
ドラゴンスパインに生息していたイノシシ。通常のイノシシよりも厚い毛皮を持つ。寒波の中で生き残り、天敵のいない環境で繁栄した。伝説では非常に長寿であり、競争を生き抜いて十分長生きした個体は巨大化するという。何百年も前に絶滅したが、氷漬けとなって保存されていた個体も多い。
「雪のイノシシ王」
ドラゴンスパインの真の主で、イノシシの王者。昔の狩人たちの間では、命知らずの来客が雪山の静寂を乱すと、「雪のイノシシ王」が眠りから目覚めて来客にお仕置きを与えるという伝説があった。清泉町の狩人たちは今でも巨大な雪のイノシシは狩らないようにしている。
狐
精霊のようにずる賢い生き物。各地の民話には十分に長生きして知恵を得た狐が驚異の力を手に入れ、人間に変身するという話が伝わっている。
赤狐
森と草に身を隠す狐。
コサックギツネ
砂漠に生息する小さな狐。長い耳は乾燥した砂漠環境に適応するために進化した。体の小ささが幸いして昔の厄災を免れたのかもしれない。
雪狐
風と雪の中に身を隠すため、厚白い毛皮に覆われた狐。困難な環境の中で嗅覚が鋭く機敏に進化した。
駄獣
生産と運送に欠かせない温厚な動物。スメールでは駄獣の数が富を象徴する。野生駄獣の一部には縄張り意識の強い種がいて、侵入者を攻撃する。
モジャモジャ駄獣
雨林で用いられる駄獣。
ラクラク駄獣
砂漠の気候に適応した駄獣。駄獣キャラバンに利用される。
カメ
厚い甲羅を持つ爬虫類。稲妻では長寿の象徴とされる。
玉璜ガメ
沈玉の谷に生息するカメ。気性が温和で動作は鈍い。岩元素が豊富なエリアでは、甲羅が岩に覆われていく。伝説によれば遠い昔、沈玉の先人は山々よりも雄大な巨亀を見たことがあり、「蛫」と名付けたという。
テントガメ
スメールに生息するカメ。大人しい性格で、動きが緩慢。長寿であり、吉祥と知恵の象徴とされることもあれば、緩慢さから侮蔑の比喩として使われることもある。
その他
狼
奔狼領に住む獣。北風の王狼ボレアスによって支配されている。
玄文獣
沈玉の谷の山林に生息する獰猛な野獣。濃い模様の色から「玄文」と名付けられた。沈玉の谷の民話によると、遥か昔、妖魔を退治し、民を守っていたこれらの猛獣はある仙人の眷属だったらしい。仙人が逝去した後、これらは凶暴な野獣へと退化したという。
山隠れの猊獣
仙力が漂う深い山にしか生息しない、優雅で驕傲な霊獣。古来より福運の象徴とされる仙獣で、歴代の文人たちにいつも感銘を与えてきた。沈玉の谷の古い伝説では、猊獣の長は「山主」と呼ばれ、その地位は往々にして仙人と同等とされる。別の説では、現在の玄文獣たちはこの仙獣の子孫だが、仙縁が浅いために凶暴な野獣に退化したという。「獣舞劇」は伝説の中の猊獣の動作や表情を模して演じられた。
今はもうほとんど誰も覚えていない古い伝説では、「山主」という名の猊獣が村落を襲ったという話が残っている。「獣舞劇」の起源はその「山主」を宥める儀式とされている。
今はもうほとんど誰も覚えていない古い伝説では、「山主」という名の猊獣が村落を襲ったという話が残っている。「獣舞劇」の起源はその「山主」を宥める儀式とされている。
サソリ
砂漠に生息する大型節足動物。砂岩の下に生息し、毒液での狩りを得意とする。攻撃を受けると猛毒の液体を分泌し、この毒液は様々な毒薬の一般的な原材料となった。
スピノクロコ
太古からスメールの湖沼に生息している凶暴なワニ。砂漠のワニは雨林のワニよりも体が小さく温厚な性格。雨林が誕生する前から存在し、獣面の神が玉座に座っていた時代には神の使者として崇められていた。今でも砂漠の民はスピノクロコの頭部の赤い棘を神々の遺物として見ている。
フワフワヤギ
テイワット大陸の各地に生息する動物。最も早くから人間に飼い慣らされた家畜の一種。その名が示す通り、フワフワヤギの毛は暖かで柔らかく、衣類を編むのに適した材料である。また口当たりの良い羊ミルクも人々に好まれている。伝説によれば遠い昔、先人の祭祀ではこの「フワフワ毛」と呼ばれる生き物もかなり重要な役割を果たしていたらしい。
トビヘビ
浮遊する力を持つ爬虫類。鳥と同じ中空の骨格と、その中の風元素の残滓によって浮遊する力を手に入れた。
リシュボラン虎
雨林に生息するネコに似た猛獣。森の王者で、侵入者には容赦なく攻撃を仕掛ける。顔の横に派手な毛が生えており、距離を測るのに使える。かつてスメールには森を守護する霊獣「虎」が存在した。500年前、「虎」が死んだ後にリシュボランの大型ネコが「虎」の名前を受け継いだ。最初の「虎」が草神と交わした約束により、アランナラとは親しい関係にある。夜になると活発になる。
エイ
フォーマルハウトエイ
淵下宮に生息する奇妙なエイ。幼体は太陽のような薄黄金色で、「ディフダエイ」と呼ばれる。成体になると双翼が深い紫色に染まり、「フォーマルハウトエイ」と呼ばれる。「ディフダ」は「無垢の尾」、「フォーマルハウト」は「強欲の口」を意味している。
浮遊エイ
非常に珍しい空中を浮遊する魚。この種のエイは元々深海で蛍光を発し、元素粒子を利用して獲物を誘き寄せたという。伝説によれば、珊瑚に覆われた大蛇オロバシを棲み処と間違えて淵下宮に迷い込んだ。
グッピー
花びらのような美しい尾ひれで有名な、活気のある魚。
グッピー
グッピーの一種。観賞魚だが、その旨味たっぷりの魚肉と少ない骨という特徴から料理にもよく利用される。
藍染グッピー
グッピーの一種。悪徳の魚屋が普通のグッピーを藍がめに入れて藍染グッピーとして高値で売ったことがある。
スイートグッピー
グッピーの一種。甘いものが大好きで、甘味を辿ってテイワットの川々を泳ぐ。全ての甘いものを平等に扱うため、釣り針のついた甘い餌にもすぐに喰らいつく。
琉璃グッピー
グッピーの一種。見えない苦痛に悶えているかのような不思議な動きをするが、群れからはぐれた時にはそのような行動は見られない。
擒霞客
色鮮やかな霞光を放つ珍しいグッピー。民間の噂によると、この魚は天気を予報できる。朝日が空に輝き始めるときに水面から飛び出した場合、一日中いい天気になるという。
水晶宴
水晶のような輝きを持つグッピー。複雑な模様を持ち、グッピーの中の美術家とも呼ばれている。この種のグッピーは極端な条件下で水晶真珠を生むという説があるが、実際には魚が間違って食べたサンショウウオの宝玉に過ぎない。
コオニフグ
角のような軟骨構造を持つ、丸みを帯びた中型魚。水中の巣穴を掘ったり、避難所を作ったり、敵を撃退したりする。
砂吹きコオニフグ
コオニフグの一種。コオニフグの中で最も強い力と硬い角を持つ。河川敷や湖底で長時間活動したことで、砂のような色へと進化した。
夕雲コオニフグ
コオニフグの一種。コオニフグの中で最も寿命が長い種類。淡い暮雲灰の退職で見分けやすい。皮質に胆汁に似た成分を含んでいて、他のコオニフグよりはるかに酸性度が高いため、多くの水中生物が避けて通るようになった。しかし特殊な方法で調理すると、この酸味が魚の鮮度とうまみを高めた。
浮沈蜜桃
ピンク色の体で、若緑色を持つコオニフグ。ザイトゥン桃を連想させる。口当たりも絶妙。比較的珍しく、食材として使いにくいため、観賞魚として飼育されるのが一般的。
スズキ
様々な水域でよく見かける魚。テイワットの魚料理の主な材料。
黒スズキ
黒色のスズキ。背中の鱗の色が濃いほど年齢が大きい。
青スズキ
青色のスズキ。黒スズキよりも肉質が柔らかい。
黄金スズキ
黄金色のスズキ。黒スズキや青スズキよりも珍しく、黄金スズキの鱗は漁師に幸運を招くと言われている。かつて璃月港の市場では、黄金スズキの模様のお守りや幸運カードが売られていた。また、昔の稲妻には水平線上の夕焼けを「黄金スズキの群れが空中で泳いでいるようだ」と表現する者がいた。
チョウチョウウオ
優雅な姿を持つ温厚な魚。流線形の背びれが美しく、「水中の女王」という名を持つ。
褐チョウチョウウオ
チョウチョウウオの一種。体の表面に大地の色の模様があり、気性も岩石のように落ち着いている。逆に落ち着きすぎるのが欠点で、岩のように水底に沈んでいるように見える。
緑チョウチョウウオ
チョウチョウウオの一種。体の表面に緑色の模様がある。好奇心旺盛で、すべての動くものに強い興味を持っている。
紫チョウチョウウオ
チョウチョウウオの一種。体の表面に京紫の模様がある。群れで行動することで環境と天敵からの危険を防ぐ。しかしこの習性を知った漁師は魚のリーダーを罠に導くことで群れをまとめて捕まえるようになった。
長寿仙
璃月で生息している珍しいチョウチョウウオ。今は仙人の住む場所に近い水域でのみ出現している。体の表面の白い桜色の模様が閑雅で、他の同類よりも寿命が長いため、仙人の恩恵を受けた縁起の良い魚だと思われている。仙人への敬意があるため多くの璃月人はこのチョウチョウウオを食べないが、食べると寿命を延ばせると信じている少数派もいる。
雷鳴仙
稲妻で生息している珍しいチョウチョウウオ。雷元素が集まる水域を好み、電流で愉楽を得ることができる。璃月の長寿仙と同種族だが、商人によって稲妻に持ち込まれたことで予想外の変異が起きた。
月光魚
漆黒の海で明かりを放つ珍しいチョウチョウウオ。群れで行動し、集まる時は海に落ちた月のように見えるため「海中月」の伝説が生まれた。この特性は光に集まる多くの海洋生物を引き寄せる。
トゲウオ
トゲに満ちたヒレを持つ猛魚。全速力で泳ぐ時に槍のような鼻で水流を切り裂くことができる。そのため「水切針」「飛箭」などの別名がある。
バトルトゲウオ
トゲウオの一種。トゲウオの中で最も高レベルのプライドを持っている。特に求愛中は風や水のわずかな揺らぎでさえ彼らを怒らせる。
ブレストゲウオ
トゲウオの一種。鰓以外にも、鱗のない皮膚で呼吸することができるが、これは両生類に似ているためトゲウオ科から除名される恐れがある。
ポイズントゲウオ
トゲウオの一種。その毒針は小さな獲物に対して十分な致死力を発揮するが、大きな生き物に対してはあまり効果がなく、混乱や幻覚などの不良症状を引き起こすだけ。
赤魔王
凶悪な見た目を持つ恐ろしいトゲウオ。獲物を奪うために水中生物を躊躇なく襲う赤い強盗。獲物に含まれるエネルギーを変換し、尖った口に集中させて熱を発生させることができる。
雪ノ君
何世代にもわたって雪山に生息している珍しいトゲウオ。他のトゲウオの凶暴さとは異なり、穏やかな性格。寒さに異常な執着心を持ち、暖水でも生存できるものの落ち込んで繁殖しなくなる。
ハチェットウオ
骨格が広く、体の曲線が特徴的な魚。チョウチョウウオのスメールにいる遠縁。この魚を最初に釣り上げた漁師が尾びれの先で竿を傾けたところ、その組み合わせが長柄武器ハチェットのように見えたため「ハチェットウオ」の名がついた。学名は「アンカーフックチョウ」。
金青ハチェットウオ
ハチェットウオの一種。穏やかな性格。硬い鱗とパワーのおかげで他の水棲生物からの攻撃に対応できる。
翠玉ハチェットウオ
ハチェットウオの一種。翠玉の色をしたハチェットウオは水生植物が生い茂った場所を好む。水草を彷徨う小魚がよくぶつかってしまうが、それで怒ることはない。
波濤ハチェットウオ
スメールの水域からフォンテーヌに移動してきた、「海の青」色のハチェットウオ。強靭な性格の持ち主で、商船の航続距離に比肩するほどの長距離を泳ぐことができることから、勇気と忍耐のシンボルとされる。
フグ
丸くて短い腹びれ、太くて分厚い体、そして温厚篤実な頭部を持つ魚。
鉄砲フグ
フグの一種。素早く体内に水を取り込み、口から砲弾のように発射できる。
苦鉄砲フグ
珍しい鉄砲フグの一種。普通の鉄砲フグよりも小さく遅い水鉄砲だが、刺激的な苦味のフェロモンがついている。繁殖期に入ると、オスとメスが互いに水鉄砲を放射する光景がよく見られる。
リュウノコ
頭部に角がある、鱗のない大型魚。龍の末裔からリュウノコへ改名された。
金赤リュウノコ
金と赤の鎧を身にし、王者のような姿を見せるリュウノコ。龍とはかけ離れており、弱すぎるために他の魚に獲物を奪われることもしばしばある。
錆色リュウノコ
リュウノコの亜種。素朴だが鋼鉄のように硬い錆色の鎧を纏う。心が強く、獲物と縄張りのためなら、どんな敵にも反撃する。小型の海獣と互角に戦えるほどの戦闘力を持つ。「鉄骨の海龍」という別名を持つ。
陸ウナギ
細長い、水陸両性の魚類。浅瀬や砂浜で体を温める習性がある。陸ウナギの肉質は美味しく、焼いた後は特別な風味を持つため、稲妻人に好かれる。
赤鰭陸ウナギ
陸ウナギの一種。未成魚は体が透明で透き通っているが、大きくなると綺麗な朱色の胸ビレと赤黄色の模様が現れる。高級食材、または観賞魚となる。
藤紋陸ウナギ
陸ウナギの一種。
深海ウナギ
淵下宮に生息する陸ウナギの異種。他の大きな生き物と共生している。
流砂ウナギ
砂海に生息する陸ウナギの一種。温度が高く水が乏しい砂漠の環境に適応するために体が特殊な形に進化し、生殖方法も変わった。砂漠の民は流砂ウナギが蛹化して成熟するとウェネトになると思っているが、教令院の学者はこれを否定している。
アリ
昆虫。性別や役割によって異なる形態を持つ。
オニカブトムシ
稲妻の雷元素が豊富なエリアに生息している甲虫。殻には悪鬼の模様があるが、性格は温厚で動きが鈍い。稲妻の伝説では、神々が地上の生き物に領土を割り当てていた時、争いを嫌うオニカブトムシは真っ先に雷元素の豊富な土地を選んだとされる。長い年月をかけて進化し、天敵を威嚇する模様と、捕食者を撃退するための放電可能な角を身につけた。傷薬の材料となるほか、虫相撲で用いられる。
カレハ蝶
スメールの雨林に生息する昆虫。枯れ葉に擬態する。
吉光虫
層岩巨淵の地下にある奇石のエネルギーを吸収して微かな光を放つ無害な生き物。光を放つその特性から鉱区労働者に重宝され、「吉光」と名付けられて大切に扱われている。層岩巨淵で「変なもの」が掘り出された以後、吉光虫も増加した。
聖金虫
大赤砂海に生息している頑強な甲虫。外骨格にある金色の模様は、古代遺跡との関連性を示唆している。伝説によれば、キングデシェレトの時代、魔法に長けた司祭が敗者の魂をこの昆虫の体内に封印し、永遠に聖者の神殿や宮殿を守るように命じたという。その後、キングデシェレト文明が崩壊した後も、ずっとその誓約を果たし続けている。
蝶々
小さな昆虫。蝶々の羽ばたきは嵐をも起こす力を秘めていると言われる。
ホタル
光を放つ虫。発光髄という器官で光を放ち、求婚を行う。この発光髄は滋養強壮の良薬として利用される。
玉光虫
玉の中に残る微弱なエネルギーを摂取する珍しい生物。じっと動かずにいると玉瓏と間違われることがあるのでこの名前がついた。
カニ
テイワットの水回りに分布する節足動物。
薄紅ガニ
美しい薄紅色の殻を持つカニ。穏やかな性格で、観賞用として飼うのに適している。
黄金ガニ
金色の殻を持つカニ。カニの中でも特に美味しく、璃月名物「黄金ガニ」に使われる。
紺青ガニ
青灰色の殻を持つカニ。性格はおとなしいが、その足はより強力。
将軍ガニ
紫色の殻を持つカニ。歩き方が豪快。
太陽ガニ
赤のグラデーションの殻を持つ美しいカニ。
カエル
湿地によくいる小動物。
カエル
緑色のカエル。カエルが分泌する粘液は薬用となる。
泥カエル
黄色のカエル。湿った海岸で簡単に身を隠すことができる。フォンテーヌ人は、よく捕まえ難い盗賊や裁判から逃れた悪人を「バターの中の泥カエル」と例える。
青カエル
青色のカエル。澄んだ水質に適応している。カエル類は体表の粘液が乾燥すると皮膚が緑色になるため、体内の水分を節約するために外皮に何らかの変化が起きたために青色になったと考えられる。
ツリーカエル
森での生活に慣れたカエル。木々の間を滑翔する。
サンショウウオ
淡水域に生息する両生類。元素と砂と鉱物を体内で輝く宝玉に凝縮し、これを吐き出して天敵を混乱させる。この宝玉は薬用となる。
金サンショウウオ
金色のサンショウウオ。璃月の萩花洲などに分布している。川のお気に入りであると言われ、いつも純粋な笑顔を浮かべている。
晴天サンショウウオ
晴れやかな空の色をしたサンショウウオ。晴天サンショウウオに出会うと幸運がもたらされると言われている。
落日サンショウウオ
水面に映る夕焼けの残光のような美しい色のサンショウウオ。水が澄み、葦草が聳え立つ場所に分布している。
トカゲ
頭にトゲが生えた小さな両生類。危険と遭遇した時には尻尾を切って敵を惑わす。尻尾はしばらくすると曲がって生命力を失い、最後は明るい緑色に変わる。これを乾燥させて粉にすると、爆発の活性剤に加工できる。トカゲの尻尾には人の皮膚を硬くする薬効もある。
青トカゲ
美しい青色のトカゲ。
赤トカゲ
美しい赤色のトカゲ。
赤尾トカゲ
環境に適した紋様と赤い尻尾を持つトカゲ。
髄喰いトカゲ
青のグラデーションの鱗と綺麗な模様を持つトカゲ。晶化骨髄を食べる。
翠トカゲ
美しい緑色のトカゲ。
その他
ウミレイシ虫
口も鼻もない小さな軟体生物。ある地域に伝わる話によると、夭折した子供たちはウミレイシ虫に生まれ変わり、罰として海の砂にある元素成分を汲み取ってウミレイシを構築しなければならない。
珊瑚王蟲(さんごおうちゅう)
海祇大御神の第二の眷属。荒れ狂う元素力を人間世界の安定した元素へと転換する分解生物。巨大な珊瑚は、王蟲族が蛇神の血によって蘇ったことを象徴している。珊瑚王蟲の蘇りによって淵下宮の生態環境が一変し、特殊な植物や鉱物が現れる。珊瑚蝶は珊瑚王蟲が渡りをする時の形態。
星螺
璃月の砂浜に流れ着く貝。貝殻を耳に当てると海の音が聞こえるという。
ルエトワール
水中で淡い光を放つ軟体動物。水際や水中の人工物の表面に付着しており、産業堆積物を摂取して分解する。
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