オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

ジュラバドの二代目の王。リルパァールの息子。
「常勝の霊」という称号で知られる。

物語

ジンニーのリルパァールはオルマズド王に失望し、彼への復讐を計画した。彼女は娘シリンを産んで夫に渡したが、秘密裏に息子キスラを産んだ。彼は孤児として巨鳥ゴグヌスの巣で育てられ、鳥の力を借りてオルマズド王の養子となった。
キスラは数多くの武勲を立てたため、オルマズド王は彼に「パーヴェズ」の称号を与え、娘シリンとの結婚を許した。本人たちでさえ知ることはなかったが、二人は実の姉弟だった。
しかし、シリンにとってこの結婚は幸せなものではなかった。リルパァールの狙い通り、シリンは次第に父親に憎悪を抱くようになった。
ある大饗宴の夜、奴隷たちは麝香の飴にサソリの毒を垂らし、オルマズド王と三百人の世継ぎへと供した。饗宴から外されたシリンとその夫キスラは生き残り、彼は新王「パーヴェズラヴァン」として即位した。下手人の奴隷たちはすぐに処分された。
これはリルパァールがシリンとキスラの手と心を操って実現した、完璧な復讐だった。

パーヴェズラヴァン王はリルパァールからジンニーの欠片を動力源とする技術を学び、野心を抱いた。彼はシリンに知性のない奇形のジンニーを産ませ、このジンニーを動力源として機械生産を推進した。
機械によって十分な供給を確保したパーヴェズラヴァン王は、奴隷制の廃止を宣言した。ところが、奴隷制によって扶養されていた人々は解放されると職を失い、むしろ困窮した。
シリンは息子シェロイを産んだが、パーヴェズラヴァン王はシリンが生まれた時の予言を恐れて彼を追放した。シリンは夫に復讐するため、シェロイに父を殺して王国を奪うように告げた。
当時は「永遠のオアシス」の吸水量が減少し、王国全体のオアシス運河システムが崩れ始めていた。五大オアシスの灌漑網は完全に故障し、人口が大量に失われた。だがパーヴェズラヴァン王はジンニーの機械が作った奇観に夢中で、水道の整備経費を削減してしまった。騎兵将軍クベロスは水利の再建のための経費を申請したが、既得権益を手放したがらない貴族たちによって却下された。
シェロイは「黄銅の仮面」を名乗って貧民の支持を集め、反乱を起こしてパーヴェズラヴァン王を殺害した。

テキスト

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