魔女会のメンバーたちが書いたファンタジー小説。装丁は美しいが、本文は全て手書き。
年老いて亡くなった大魔女。その手で数々の魔法を駆使して様々な世界に火を灯してきた。他の魔女たちには敵わない、自分には何も残せなかったと言っていたが、彼女が残した物語の中には数々の世界が描かれていた。
小さな魔女の学校。緩やかな師弟制度があるが、みな年齢が近いため実質的には年齢で上下関係が決まってしまう。課外時間には師匠の違う生徒同士の交流も認められている。西の魔女直系の継承者たちのグループ。
古くから伝わる禁忌の儀式。魔女たちの魔力はその晩ピークに達すると言われている。彼女たちは秘密裏に儀式を行い、供物を捧げ、夜を徹してかがり火を燃やし続ける。魔法大陸の西の果てで忘れ去られたはずの習俗が深い森の中で復活していた。普通は大魔女かそれ以上の人物が招待したりされたりできるとされていたが、実際にはカーニバルへの参加は魔女たちの恋愛や結婚事情が直接関わっている。
石炭のように真っ暗な空の下で、全方向から世界を包囲して侵攻する闇に抗い、か弱い光を放つ星。宇宙の闇が濃くなり、星々や太陽と呼ばれる星が次々に消えてしまった後、人々はそれをサソリの星と呼ぶようになった。
他の星では実在の星を「政」、虚構の星を「余」と呼ぶ。テイワットでも天から下された意思を「執政」と呼ぶ。知的生命体のいる星では普通「政」は七つなので「七政」と呼ぶ。「余」の数は一、二、四個と様々で、一個の場合は一般的に「真っ暗な太陽」であるとされている。
世界とその住民の未来を占う学問。テイワットでは天蓋バリアの比重が圧倒的に大きいため、その研究だけでかなり正確な答えを導き出せる。他の世界では太陽の黄道エネルギー、衛星の月のエネルギー、惑星の執政や神々の意志の力、遠き星々の干渉性散乱エネルギー、漆黒宇宙のダークエネルギーなどを研究対象としており、テイワットの占星学よりもずっと抽象的。
この星を支配する種族。神と人の間に生まれた子であるニフィリム人の血液は人間の赤い血と神の金色の血が混ざり合った色をしている。免責特権により、傷害事件の被害者が5人以下なら凡人の法律では裁かれず、ニフィリム人の領地に引き渡される。
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