オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

古代スメールの魔神。別名アフマル、キングデシェレト。戦士、庭師、智者の王。千と一のジンニーを操っていた。
砂漠の民は今でも彼を信仰している一方で、教令院の学会はアモンを自滅した暴君と結論付けている。

物語

アモンはナブ・マリカッタマハールッカデヴァータの親友で、三柱で協力して古代オアシスを統治した。ナブ・マリカッタは慈愛を、アモンは権威を、マハールッカデヴァータは知恵を司り、凡人は慈悲深い神々の下で平和を謳歌した。
ある夜、彼はナブ・マリカッタになぜいつもため息を吐いているのかと尋ねた。彼女は彼に昔の出来事を語った。かつて災難によって天空から見放され、呪いを受けたこと。彼女は彼に警告した。四つの影の持ち主を追ってはならない、天空と深淵の秘密を覗いてはならない。さもなければ再び天の釘が落とされ、災難が起きるだろうと。
だがアモンは欲求を露わにし、彼の反逆の野望を打ち明けた。ナブ・マリカッタの予想通り、彼は最も反逆的な狂想を抱いていた。彼女はそれが愚行であると知っていたが、それを黙認した。親友の愚かな夢を叶えるため、ナブ・マリカッタは彼を天空と深淵の知識に通じる秘密の通路へと導いた。彼女は自らを橋として捧げ、オアシスを代償とした。一柱の魔神を失った楽園は砂嵐に襲われ、凡人は神の導きを失って混乱した。アモンは禁忌の知識を得て砂嵐から帰還したが、ナブ・マリカッタは姿を消した。
彼女の死後、彼女の眷属たるジンニーたちは彼に忠誠を誓った。彼は天の釘が落ちた場所にナブ・マリカッタの霊廟として永遠のオアシスを建て、大ジンニーのフェリギスを番人に任命した。
その後、アモンはジンニーのリルパァールに凡人を統べる王に相応しい人間を見つけるよう命じた。リルパァールは少年オルマズドに恋して彼を王にしたが、やがて彼に裏切られたと考えるようになった。リルパァールの陰謀により、凡人の都ジュラバドは三代の不幸に見舞われた。帰還したアモンはジュラバドの惨劇を知り、罰としてリルパァールの魂を分割して封印した。
アモンはプライマル構造体を利用して新たな都市文明を建設し、ジュラバドの難民を導いた。彼は自らの野望である「幾千万の凡人の知恵を一つに束ねる偉大な試み」を実現しようとしたが、結果として禁忌の知識を民に拡散することになってしまった。王都は崩壊し、民は魔鱗病に侵され、大地は死域に覆われた。森のマハールッカデヴァータは彼を助け、神力を注いで大地を救った。力を使い果たしたマハールッカデヴァータは幼子のような姿となった。アモンは災いを鎮めるために自己犠牲を選んだ。
彼はかつて草龍アペプと取引し、彼女の領地に王国を作ることと引き換えに、彼が死んだらその知識を独占することを許した。アペプは約束を果たすべくアモンを飲み込んだが、結果として禁忌の知識に侵蝕されてしまった。これはアモンが事前に計画した最後の保険だった。
アモンの死後、砂漠では多くの都市国家が興亡を繰り返したが、やがて遺跡だけが残った。砂漠の民はアアル村やタニット部族などに分かれ、草神と教令院の統治下で生きるようになった。

テキスト

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