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南十字船隊の頭領。

データ

物語

幼い頃の北斗は貧乏で、他人の家の木の実を盗んでは食べるような生活を送っていた。帰る家もなく、あちこちを彷徨っていた。5、6歳の頃、ようやく手に入れた半分の米まんじゅうを野良犬に奪われ、追いかけているうちに漁村「下川」に辿り着いた。犬は疲れ果てて、米まんじゅうを口に咥えたまま死んでしまった。当時の村長は彼女を不憫に思って引き取ってくれた。この村には代々受け継がれた釣りの技術があり、北斗も色々と学ぶことになった。
北斗が引き取られてから1、2年後の冬、村長がタチの悪い風邪に罹って亡くなった。村の漁獲量も日に日に少なくなっており、村人たちの仲が悪くなった。彼らは北斗が犬、村長、魚たちに死をもたらした疫病神だと言い始め、「南斗は生命の兆し!北斗は死の兆しだ!」と叫びながら彼女を追い出した。その時初めて、彼女は自分の名前が「死兆星」を指すことを知った。
その後、北斗は一時期漁師になり、やがて自分の船隊を持つようになったが、最初は傲慢な商人たちに仲間外れにされた。今となっては、彼女の武装船隊「南十字」の名を知らない人はいない。その高い航海能力だけでなく、人情を大切にする性格でも知られている。ある時、南十字船隊は嵐の中で数日間漂流する民間船を発見した。北斗は竜骨が割れるリスクを承知の上で民間船を安全区域へと連れて行き、食糧が底をついても見捨てることはしなかった。数日後、南十字はようやく民間船を泊地へと送り届けた。その船にいた者たちは命の恩義を感じ、北斗の忠実なビジネスパートナーになったという。
北斗はずっと海獣の神話が好きで、9歳の頃から海獣「海山」を倒すことを夢見ていた。彼女は何度も挑戦してきたが、いつも失敗に終わった。今回、北斗は最も優れた大剣を持ち、泳ぎが最も得意な水夫たちを連れて「海山」討伐を計画した。四日間の戦いの中、船隊は大砲、銛、弓、ロープと全力で攻撃を仕掛けた。船首に立つ北斗は太陽が昇る瞬間に現れた「海山」の頭蓋骨を断ち切り、同時に雷元素の神の目を授かった。

テキスト

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