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雲翰社の座長。

データ

物語

雲菫は長い歴史を持つ雲家の出身だ。雲家はかつて鍛冶の名門として名を馳せていたが、ある時から璃月劇に転向し、「雲翰社」を率いるようになった。雲菫の母は役者、父は脚本家である。彼女は幼い頃から両親の影響を受け、母を真似して璃月劇を口ずさむのが好きだった。
幼い雲菫の璃月劇に対する熱意は強く、自ら両親に指導を懇願するほどだった。両親は娘の願いに応え、丁寧な指導を行った。
雲菫は舞台に立つようになると、大小合わせて数十回の公演を経て、すぐに芝居の要領を理解した。彼女が舞台に上がれば、必ず観客からの喝采を浴びた。しかし、美しい歌と演技だけで、本当にひとの心を動かす物語を演じられるのだろうか、という疑問が生じるようになった。彼女が初めて『歩雪』という一人芝居を歌った時、真に劇中の人物に没入して演技することを理解した。その日、彼女は岩元素の神の目を授かった。
雲菫は祖父から「雲翰社」の座長を受け継いだ。かつて祖父は、劇の愛好家たちから敬意を込めて「雲先生」と呼ばれていた。ある日、一人の愛好家が雲菫の劇を見て「今の『雲先生』の芝居も悪くないね。」と言った。すると観客の中から「若い女性にも、先生と呼ばれる資格があるのか?」と反論する者が現れた。
この話を聞いた雲菫は、微笑みながらこう話した。
「人より先に生まれた者であれば、年の功があり、見聞も広いことでしょう。先生と呼ばれるのも当然なことです。」
「しかし見聞の広い者が、必ずしも年配の方というわけではありません。それに、女性では見識を備えることができないのでしょうか?」
「あなたは率直に意見を言うお方だ。それに、若い女性がこのような質問に、真摯に答えてくれた。あなたは先生と呼ぶにふさわしい人だと私は思います。」
この話は人々の間に広まり、やがて雲菫を「雲先生」と呼ぶ者が増えていった。
雲菫は辛炎のロックが大好きだが、劇団の年配の役者たちはロックのような新しい芸術を好ましく思っていない。彼女は彼らの小言を聞かなくて済むように、辛炎のライブを聞きに行く時は「範二の養女の星燕に会いにいく」と言い訳をしている。

関係者

雲菫の父
脚本家。雲菫に勉強を教えた。彼女によると、まだ父が持つ知識の三割ほどしか学んでいない。民間伝承を元に『神女劈観』を書いた。
雲菫の母
昔は璃月港で名を馳せた看板役者。雲菫を厳しく指導し、芝居を教えた。
雲菫の母方の祖父
雲翰社の先代の座長。劇の愛好家たちは彼を尊敬し、雲先生と呼んでいた。

テキスト

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