かつてフォンテーヌの水域を支配した古代文明。レムリア人の文明の中心には音楽があり、後世の芸術に多大な影響を及ぼした。
魔神レムスはキングデシェレトの威光から逃げ、流浪の旅の途中で地下の遺跡に迷い込んだ。金の蜂の予言者シビラは彼に偉大な帝国と逃れられない破滅の結末を告げた。レムス王はその結末を変えると決意し、金色の大船に乗って高海の上にやって来た。当時のフォンテーヌは大洪水によって文明を失い、無知な蛮族だけが暮らしていた。レムス王は人々に耕作の技術を教え、巨石で神殿と都市を築き、音楽と芸術を教えた。こうしてレムリアが建国された。
レムリアが繁栄を享受する中で、レムスは破滅の予言を回避するべく努力していた。彼は深海に幽閉されたエゲリアの元へ向かい、監獄を守る水のヴィシャップの長スキュラと戦った。スキュラは神王の決意を笑い飛ばしたが、彼がエゲリアに会うことを許した。エゲリアはレムスにフォンテーヌ人の原罪について告げると、原始胎海の水を一杯渡した。
深海から帰還したレムスは原始胎海の水を用いてイコルを精製し、人々の魂をイコルに封じ込め、精銅と盤石で朽ちない肉体を与えた。石を体に、イコルを血液としたこの新しい種族は「魔像」と呼ばれ、人間の寿命を逃れることに成功した。だが死から逃れても、世界の運命からは逃れることができない。レムスはシビラの助言を元に「楽章」を創り、人々が楽章を奏でることで自らの運命を掌握できるようにした。しかし人々は運命の重荷に耐えられず、神や権力階級の導きを乞うようになった。レムスは予言者シビラに命を捧げるよう頼み、全ての人のために最善の旋律を紡ぐ楽章「フォボス」を生み出した。フォボスは人類の願いを叶え、永遠の平和と繁栄をもたらすはずだった。
しかし、フォボスは人々の願いの集合体であるが故に、略奪、憎悪、殺戮といった負の願望も叶えるべく旋律を奏でるようになった。フォボスの旋律を盲信するレムリア人たちは北方の蛮族との長い戦争に挑み、略奪と蛮行を繰り返すようになった。レムスはフォボスの過ちに気づき、スキュラと共にフォボスを破壊する計画を立てた。彼はスキュラにヴィシャップの大軍を率いて王城に攻め入るように命じた。その計画は、レムスが自身を犠牲にして楽章の力を解き放ち、原初の力をスキュラに渡す。フォボスを自滅させる楽章「鎮魂曲」を事前に受け取っていたスキュラがその力を使ってフォボスを破壊し、レムリア人たちを石とイコルの束縛から解放するというものだった。
フォボスは自我を持っており、レムスの計画に気づくと阻止するべく動き始めた。フォボスは戦争の継続を願う調律師ボエティウスを支配して操り人形にすると、彼の権限を利用してヤヌスの門を閉じ、スキュラを罠にかけて封印した。スキュラが王城に辿り着けなかったため、レムスの死によって解放された楽章の力はただ暴走し、レムリアに予言通りの滅亡をもたらした。
レムリアが海の底に沈んだ後、高天はエゲリアを幽閉から解放し、フォンテーヌの統治者に選んだ。エゲリアと彼女を信仰する北方の民によってフォンテーヌ廷が設立され、新たな時代が始まった。
レムリアが繁栄を享受する中で、レムスは破滅の予言を回避するべく努力していた。彼は深海に幽閉されたエゲリアの元へ向かい、監獄を守る水のヴィシャップの長スキュラと戦った。スキュラは神王の決意を笑い飛ばしたが、彼がエゲリアに会うことを許した。エゲリアはレムスにフォンテーヌ人の原罪について告げると、原始胎海の水を一杯渡した。
深海から帰還したレムスは原始胎海の水を用いてイコルを精製し、人々の魂をイコルに封じ込め、精銅と盤石で朽ちない肉体を与えた。石を体に、イコルを血液としたこの新しい種族は「魔像」と呼ばれ、人間の寿命を逃れることに成功した。だが死から逃れても、世界の運命からは逃れることができない。レムスはシビラの助言を元に「楽章」を創り、人々が楽章を奏でることで自らの運命を掌握できるようにした。しかし人々は運命の重荷に耐えられず、神や権力階級の導きを乞うようになった。レムスは予言者シビラに命を捧げるよう頼み、全ての人のために最善の旋律を紡ぐ楽章「フォボス」を生み出した。フォボスは人類の願いを叶え、永遠の平和と繁栄をもたらすはずだった。
しかし、フォボスは人々の願いの集合体であるが故に、略奪、憎悪、殺戮といった負の願望も叶えるべく旋律を奏でるようになった。フォボスの旋律を盲信するレムリア人たちは北方の蛮族との長い戦争に挑み、略奪と蛮行を繰り返すようになった。レムスはフォボスの過ちに気づき、スキュラと共にフォボスを破壊する計画を立てた。彼はスキュラにヴィシャップの大軍を率いて王城に攻め入るように命じた。その計画は、レムスが自身を犠牲にして楽章の力を解き放ち、原初の力をスキュラに渡す。フォボスを自滅させる楽章「鎮魂曲」を事前に受け取っていたスキュラがその力を使ってフォボスを破壊し、レムリア人たちを石とイコルの束縛から解放するというものだった。
フォボスは自我を持っており、レムスの計画に気づくと阻止するべく動き始めた。フォボスは戦争の継続を願う調律師ボエティウスを支配して操り人形にすると、彼の権限を利用してヤヌスの門を閉じ、スキュラを罠にかけて封印した。スキュラが王城に辿り着けなかったため、レムスの死によって解放された楽章の力はただ暴走し、レムリアに予言通りの滅亡をもたらした。
レムリアが海の底に沈んだ後、高天はエゲリアを幽閉から解放し、フォンテーヌの統治者に選んだ。エゲリアと彼女を信仰する北方の民によってフォンテーヌ廷が設立され、新たな時代が始まった。
北方の都市国家。北方の多くの酋族の貿易中枢として繁栄していたが、レムリアの第五軍団によって滅ぼされた。この地域の統治者は自らを「聖王」と名乗り、その統治権力は「百泉の母」に授かった古い宝剣から来ていると考えていた。
レムリア人は高度に発達した意志分析学を持っていた。彼らの考えによれば、人間の徳性が完璧な状態、すなわち「真実の意志」の状態においては、意志が肉体を完全に制御できる。神を除けばごく少数の人間しかこの状態に近づけなかった。徳性が劣化するに伴って意志が肉体に縛られていき、最後には意志が滅び、人間は完全に身体の奴隷に成り下がる。
普遍の音律、凡霊の音律、器質の音律の三種がある。普遍の音律は本源の音律で、宇宙の全てはこの音律の秩序に従って運行している。凡霊の音律は俗世の音律で、普遍の音律が霊魂の質体を叩く和音。器質の音律は最も基礎的な音律。
いわゆる「運命」。万物の普遍的な現象を支配する「規則」。
昔日の人の伝説に登場する聖なる造物。原初の水で満たされた金杯。最も純粋な者だけがその姿を見ることができ、永遠の命と無限の知恵を得ることができる。あらゆる恐るべき傷を癒やし、老人を若返らせ、死者を蘇らせることができると伝えられる。
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