オープンワールドRPG「原神」の設定をまとめるサイト

大赤砂海には合計十個のプライマルオベリスクがあり、それぞれにテキストがある。これらのテキストには砂漠の諸王の歴史が記されている。

物語

テキスト

うっすらと読み取れる銘文

ジュラバドの壊滅からすでに…年、砂海の主…姿を消して幾年、隠されし覆面の王ホラムディンの正統の世継ぎ、カブスベイは遠い追放から帰還…ラムシャフ王のため、砂海の…マルが彼を呪い、七千世も続くことを祈らん、もしアフマルが健在していたなら、絶対にこのような乱行の拡散を許さないだろう。
大王…大量虐殺…百千もの宮殿を破壊…烈火は…まで焼き…皆が道連れと…
…そして民から略奪して都を豊かにし、さらには丘の廃墟に七つの高塔を建て…
七つの元素に基づき、金色に輝く大地にて七つの方向に塔を建て、七人の智者をその上へ…玉座を建て…臣民をそれぞれ率いて諸王とす…そうしてラムシャフは王の中の王となった。
…七つの高塔はそれぞれ: サファイアの都トゥライトゥーラ、フマーユーン王によって統治され、琥珀金の勇士の城サレハはトゥランハガンによって統治され円形劇場の廃墟アイハヌムはガルサスプによって鎮圧され…、…の城は…によって…
「下に書かれている銘文は晦渋でわかりにくいだけか、風に侵蝕され消えていったか…」

「石碑の台座にはほかにも何行か銘文があり、どうやらもっと古い職人によって残されたようだ。」
「万民の注目より、群星の光のほうが私の意に適う。それらは汚れることなく、死ぬこともない。」
…私はこの世の荒廃と混沌を捨て、永明の群星を標とし、岐路に入りし国に真相の導きを求めんと…

うっすらと読み取れる銘文

「私は三日後に去り、そして王国は終わりなき混乱に陥るだろう。」

「台座の他の銘文はぼやけてはっきり見て取れないが、何代もの、何種類もの銘文が重なりあい、お互いを塗りつぶし…」

「次の銘文は欠けていて、内容はめちゃくちゃだ…」
…ラムシャフ王…死した後、幼い子アータヘルがその座を継いだ、…のため…アーテヘルが死…祖国(『逆賊』という言葉がその上に被せてある)トゥランハガンが摂政…
…悪人トゥランハガンが討伐され、その三人の子ともに…の刑に処された…フマーユーンはラムシャフの姫と…結婚し、フマーユーン・グルカン王と…
…年目、フマーユーン・グルカン王はジンニーの乱にて命を落とし、その首はサレハの都へ送られ…国土では、すぐに三十もの王が並立したが、数年のうちに、皆横死した…
…ガルサスプは匪賊を倒し、諸王は服従し、ムアザムハガンとし、すべてのハガンの大ハガンとなり、ジュラバドを廃し、…を都とした…
…ガルサスプハガンが死に、都は七日間の大火に…民は…サファイアの都トゥライトゥーラまで歩き、役人、職人、または芸者へと身を…

……

熾烈な砂海の王が凡人を救うことを祈ろう、彼の注目が再び…年も前のように、我らの身に戻ることを祈ろう。

うっすらと読み取れる銘文

「石碑に刻まれている銘文は二つの部分に分かれ、上半分の字体は古くてしっかりしているものの、刀剣によって切り刻まれた跡がたくさんあった。下の半分の字体は乱雑で、誰が残したのかは分からなかった。」
…トゥライトゥーラの…グーダルツは…ハガンを僭称する逆賊と…三日も…当初は敵わなかったが、神景が顕れてグーダルツに助力し、逆賊の手下を撃退した…
…ジュラバドにいる…は消息を耳にした後、風ですら追いかけられない大地の境界まで逃げた。ただ、その兄の捕まえようとする手から逃れるため…
…グーダルツはサファイアの都であるトゥライトゥーラから離れ、大層な勢いで…風が永く哀歌を歌うジュラバドの王宮へ入り、
七大高塔の城の民に帰還を命じた。

…ハガンの僭称は…年で終わった。グーダルツは…自分の号を、サリブ・ドーレイ王とした。
…アフマルが顕レ、サリブ・ドーレイ王に神景を下し、王となるを助けた…
…民を召集し、アフマルの像を広く建て…
…あの勝利から十年後の世界、「蒼暮細雨」と呼ばれる良き時代。

…とある年、二十九代デイズの城…はるばる貢物を献上にきて、サリブ・ドーレイ王の国土への襲撃、攪乱をしないことを約束し、盟約を結び…寛大なサリブ・ドーレイ王はその略奪した財物、人民などの追及をやめ…

うっすらと読み取れる銘文

「碑銘の内容は何度も直され、どうやら一番上に書かれている内容は何度も変更を受けて確定したもののようだ。王の名前にかかわるすべての言葉は何者かによって削り取られている。どうやらこの王に骨髄に徹する憎しみがあるようだ。」
悲しいかな、王子フォジールは、…を食べ、甘美な酒を飲み、突然死んだ。
■■■王は非常に悲しみ驚き、…千の奴隷の殉死を命じ、さらに…百人の高官が悲しみのあまり、酖酒を自ら飲み死…

「上記の文章の上には巨大な文字が刻まれていた。『殺し屋!嘘つき!子を食らう妖魔め!』」

…そして…兄弟、子供、甥たちは戦争を始め、「蒼暮細雨」と呼ばれた時代はここに終わりを告げた…
…蒼暮の後は、闇夜であった…

…年老いた■■■は盟約の…デイズをジュラバドへ招待したが…ムザファールは途中で広く略奪し、多くの惨殺を…
…■■■王はひどく心配し、激しく怒り、再度弟ともに同盟を組み、陣を…

「下の銘文からはどうやら人が変わったようで、よりぞんざいなものになり、読みにくくなった。」
その年、ムザファールデイズはサリブ・ドーレイ王に大勝。これすなわち、「兄弟のように親密な百人の仲間は、考えの異なる百万もの大軍に勝る」なり…サリブ・ドーレイ王およびその兄弟、子供、甥みな処刑に遭い、ムザファールデイズは…に命じ…老いた王の両目を…
…ジュラバドが燃え上がるさまを再び見届けられるように…
…そして不吉なジュラバドを捨て、オルガナにも戻らず、他のデイズと同様、他に都市を選び都を建て…

うっすらと読み取れる銘文

「この石碑にある文字はこの前の古びた綺麗な字体と違い、もっと荒く乱雑なものであった。」
このオベリスクはムザファールデイズの業績を称えるために作られた。
ムザファールデイズ、港の城オルガナの覇王、海中の魔物たちの舅父、エルマイト川の探索者、サンドワームの征服者!
オルガナより出航し、諸々の城を襲い掠奪し、無数が陥落、奴隷が百千も出た。エルマイト砂海辺境の部族も、軟弱な都市国家も、みなひれ伏すこととなった。
…陥落した城ベイテーラハ、城壁や塔を壊され…城主ナシュルは首をさらされた。兄弟や戦友はそれを笑い、彼らの喜びは、その悪臭にも匹敵した…
…三千もの民を攫い…売り飛ばし…万の銀銭を得た…
…ナシュルの娘ナジーラをベイテーラハの女王とし…遠き海が彼女の王国を平安に導かんことを…

うっすらと読み取れる銘文

「碑銘の始めにある王の名号には緑色の宝石がはめ込まれていたが、すでに何枚かは他人によって持ち去られていた。」
「デイズ王」ムザファールの子、「緑の王」ズムルドが治世をはじめて二年が経った。謹んで、ここに「緑の王」の夢について記す。

ズムルド王は昨夜、次のものを夢見た。
彼は闇夜の中におり、日輪が自分の…より昇り、星と月の光を飲み込んだ。
日の照らすところはすべて黄砂によって遮られ、鳥の足跡ひとつ見つけることもできない。
「緑の王」はこの幻象を見て嘆き、…を森のように、緑に満ちた楽園へと仕上げようと決心した。彼の吐息に伴い、砂漠から…千もの泉、果てのない…天を突くような巨木が出現した
彼は千枚もの船の帆を見て、万輪ものローズを見て、百もの…キャラバンが絶え間なく進み、砂漠を金色へと織り…
…がその金色の服を身につけようとしたその瞬間、目が覚め、太陽の矢が山の頂に射られたのを見た。

「緑の王」は森の地で育ち、砂漠の文字を知らぬ、そのため最も知識が豊富な学者が彼の夢を文章に記し、ここへと刻む。

うっすらと読み取れる銘文

「オベリスクの周りは金箔で装飾されている。このような遺跡を残したのだから、さぞ輝かしい国だったに違いない。」
ムザファールデイズは「緑の王」ズムルドに、後継ぎがいなかったサリブ・ドーレイ王の悲劇を再演することのないよう、ザクロの果実のように、できる限り子孫を残すように言いつけた。

そのため「緑の王」には九十九人もの子供がいた。大地の他の国においても、このような幸運は聞かれたことがなかった。
そのうち五十人は王子で、いずれも金冠を頭に戴き、どの子も獅子のように勇ましかった。王子の中で最も賢明なのは、巨人のような体つきをしたムーズティンであり、彼は同じくたくましい同母兄弟バッダナーと共に、「緑の王」の大望のため、剣と鋤を手に奴隷を働かせ、砂漠に樹木を植え、荒廃した土地を生い茂る森にしようとした。
もう四十九人は姫であり、月下の花のように顔つきで、頭には緑葉で作られた輪をかけていた。その輪に一枚でも枯れた葉があると、使用人は新しい緑葉を出して、彼女らの容姿がツル草のように柔軟かつ優雅であり続けるようにした。姫の中で最も美しかったのはハムザッダスータンで、彼女の鼻筋は砂丘のように高く、彼女の髪の毛は生い茂る森のように濃密で、彼女の化粧は月の光に照らされているかのように輝いていた。

彼らの言葉遣いは、アフマルの統治を受ける人のように高貴で巧妙であり、普通の使用人では彼らの言葉の意味を知るすべもなく、彼らに仕えるのは最も忠実な臣下の子供のみだった。
「緑の王」の子供たちは神のごとく王国の土地を歩き回り、「緑の王」の国もまたキングデシェレトの霊廟のように不滅であった。

うっすらと読み取れる銘文

「このオベリスクは地下深くに埋まり、その上の明文の保存状態はよいため、はっきり読み取れる。」
我らの王、バッダナーを賛美しよう、その賢さの前では、腹に陰謀しか抱えていないムーズティンなど、知性がないも同然だ!
王の美徳は列王を超え、酒と食以外に欲するものなし。
王の血統は純粋で高貴、彼の父は最も「緑の王」の寵愛を受けるもの。
王の勇ましさには砂海も臣服するほどで、その鷹の爪も刀と槍に匹敵するほどのものである。
王の兄弟は皆愚かで無能だ、九十九もの王国はきっと一つになるだろう。
だからこそ、盃を高く掲げよう。
澄んだ酒に王の顔を映し、遠方より来る香膏の芳しさを漂わせて。
風と砂がオアシスを蝕み、樹木が絶え間なく枯れていこうとも。
我らの王は永遠に金冠を戴き、高塔におわし、世界の果てまでもその噂は伝わるだろう。

うっすらと読み取れる銘文

「この銘文はまったく異なる二つの部分に分かれ、上半分は整然として威厳があるが、下半分は何度も塗り替えられ、ほぼその内容を解読できない状態だった。」
老いた王バッダナーを死なせた高塔はすでに壊され、鷹はみな葬られた。新王ファラマーツが王位に即くのを祝え、歌え。老いた王とその王妃の兄弟たちは穹窿を支える柱のように、新王の統治を支えている。懸命な親族の助けで、新王の印璽はどんな小さな手抜きのある文書にも押されることはない。

「次の内容は混乱していて、片言しか解読できなかった。」
…新王の若さ故に、摂政王妃トゥライトゥーラのマカイラは重臣を招き、事を議す…
…その叔父、トゥライトゥーラ城主、相国バラシュに譲位…ファラマーツは座を降りて緑殿へ移る…
…国舅ゴーラツは兵を上げ、ファラマーツを擁立…ファラマーツは緑殿へ移り、ゴーラツ太師はマカイラとの共同摂政を…
…ゴーラツは王を名乗り、マカイラを妃とし、ファラマーツを追放…
……
…トゥライトゥーラの高官たちは反乱を起こし、バラシュの復讐だと旗を掲げた…ゴーラツは殺害され、摂政王妃マカイラはその生首に皆の怨念を受け…ファラマーツ王を迎えた…
……
…サレハの都で再度反乱し、自らハガンを称し…摂政王妃がそれを鎮め…
…十二叔父…逆…正統…王と称し…戦争…荒れ果てる…農民は土地から逃げて流浪人となり、流浪人は奴隷兵士として招集され…
…戦争は平定され、ファラマーツ王は再び王座に即く…王妃マカイラ…マムシの猛毒…三日ほどで死…
…奴隷兵士は市民と結託…ファラマーツ…雨林へ追放…

うっすらと読み取れる銘文

「この銘文の刻まれた痕はかなり深く、どうやら簡単な道具で刻まれたようだ。刻んだものはどうやらよい教育を受けていて、しかし至るところに見受けられる粗末さは、その人がただならぬ状況にあったことを示している。」
東の果てから西の果てまでは遠すぎて、何百、何千という王を自称する愚か者がいる。
東の果てから西の果てまでは近すぎて、一人の聡明な者が全土の王となることを許さない。

ジュラバドの偉大なる勝利の霊が殺されて幾年が経つのかは知らないが、王の系図を織りなしたのは血と涙。
砂の墓場となるのは王の叔父と舅父たちの高い壁、さらに貧窮な土地には強制的に木が植えられていた。
我が王は一人追放され、雨林の国に身を隠していた。今やその居場所も知れず、ありし日の神の慈愛や注目も過去のものである。

苦難によって血肉を磨かれ、盲目の子孫はここにて誓う。ある王によって両目をえぐられ、また別の王を迎え入れた哀れな老いた父がここにて示す。

もう何人にも忠誠を捧げない。王を自称するすべての者の最期が、その先祖もろとも砂に埋もれんことを。

砂漠の民は慣れた宮殿と遺跡を離れ、大地の境界で新しい住処を築いた。
その住処を神の昔の夢にちなんでアアルと呼び、静かにアフマルが蘇るのを待っている。

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