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アルレッキーノの伝説任務「浄煉の炎の章」第一幕「炉火の消える時」について。

情報

人物

ファデュイ執行官第四位「召使」。名高い外交官で、壁炉の家を管理する「お父様」。フォンテーヌで育ったというだけで、フォンテーヌ人ではない。
ファデュイ執行官第十一位「公子」。原始胎海を離れてから長いこと意識を失っていた。スネージナヤに送られる途中で目を覚まし、スカークにもう一度会うために無理やり起き上がって一人でフォンテーヌに帰ってきた。
ファデュイ執行官。厳冬計画の実行者。タルタリヤからは「爺さん」と呼ばれる。
ファデュイ執行官。クルセビナの時代は壁炉の家の負傷者を実験体にしていた。アルレッキーノが執行官になったばかりの頃、壁炉の家との協力を申し出たが、秘密の実験を除いてほとんどの提案を断られた。
ファデュイ執行官。厳冬計画の実行者。長話をする。
フォンテーヌの最高審判官。水を味わう趣味がある。容易く他人の感情に共鳴することができる。
壁炉の家に所属する潜水士。小さい頃はリネを「お兄ちゃん」と呼んでいたが、次第に名前で呼ぶようになった。
壁炉の家に所属する魔術師。リネットの兄。情報収集担当。「召使」は彼に次の「王」を託したいと考えている。
壁炉の家に所属するマジックアシスタント。リネの妹。

アイロワール
壁炉の家の子供。薬に異常な執着を持っている。調合した薬を自分で飲むことは「召使」に禁じられているが、それでもすぐに飲もうとする。
オレール
壁炉の家の子供。ある任務で怪我をして、顔に傷跡が残った。恋人のために壁炉の家から逃げ出そうといて失敗し、「召使」から瓶中の炎を与えられて追放された。今は新聞売りをしていて、もうすぐ結婚する。
クリーヴ
かつての壁炉の家の子供。ペルヴェーレの親友で、彼女をペルヴィと呼ぶ。召使の「残影」の中でも稀な、独立した意識を持つ個体。死んだのは十六歳の頃だったが、一部の姿や記憶が焼き尽くされてしまったので六、七歳の姿をしている。不安定な存在ながら子供たちを見守り、危機を救ってくれたこともある。一方で彼女の視点から見た壁炉の家の真相を会った人たちに伝えていた。
シャプロー
壁炉の家の子供。リネと同年代で、監視を担当。自分の仕事が大好きで、とても厄介な仕事も積極的に引き受けてくれる。潜入作戦に一度も失敗したことがない。去年、任務中に毒にやられて危うく死ぬところだったが、クリーヴに起こされたフレミネのおかげで発見されて助かった。毒にやられてからは前ほど機敏に動けなくなった。
ソット
壁炉の家の子供。フィリオールたちの会合の参加者。
タディエ
壁炉の家の子供。フィリオールたちの会合の参加者。
ナントゥイユ
壁炉の家の子供。
フィリオール
壁炉の家の子供。
フォルツ
壁炉の家の子供。幼い頃に好奇心に駆られて家にいる全てのペットの首を折り、危険な「悪い種」だと思われて家族に捨てられた。

ジャン・ベル
壁炉の家の処刑名簿に載っている名前。
ダルドゥフ
寄付金を横領した偽善者。壁炉の家によって暗殺された。
ラ・プイヤード
壁炉の家の処刑名簿に載っている名前。
ランドワード
壁炉の家の処刑名簿に載っている名前。

用語

決闘
壁炉の家のルールの一つ。家族間でトラブルが起きたら、喧嘩して負けた方が譲る。昔は負けた時は命も失っていた。
厳冬計画
「雄鶏」と「富者」が手を組んで進めている計画で、ファデュイのこれからの戦略に関わっている。神の心を手に入れたおかげで壁炉の家は認められ、厳冬計画でとても重要な仕事を割り振られた。おそらく「雄鶏」らは情報を扱う壁炉の家をコントロールできないことに不安を感じており、壁炉の家が計画を実行する過程で多くの犠牲を払うように仕向けている。
残影
アルレッキーノの血筋には呪いに近い力があり、彼女の炎に呑まれた者はこの世にある種の「残影」を残す。現実の物には触れられない。残影は学習や成長することができず、陽が昇ると共に記憶がリセットされる。
壁炉の家(ハウス・オブ・ハース)
ファデュイに所属する孤児院。あらゆる方面の事情に通じる情報機関。一定のルールやモラルがある。
瓶中の炎
とある極秘実験の産物。特殊な条件下で「召使」の体から剥ぎ取って保存した炎。呑み込むと、灼熱の痛みが神経の隅々にまで広がり、身体はそのままに記憶だけが焼き尽くされる。再び目覚めた時には、壁炉の家に関する全ての記憶が失われている。
ブーフ・ド・エテの館
フォンテーヌ廷、ヴァザーリ回廊にある壁炉の家の施設。
マジックバード
連絡用の小鳥。マジックバードの訓練にはかなりの時間を要する。
『盲目の女性』
観客参加型の歌劇。
幽霊
幽霊は生前の願いを叶えると、執念が消えて地脈に戻っていくらしい。
『四千人の盗賊』
この前上映された歌劇。

クリーヴとペルヴェーレの物語

壁炉の家は世界各地の戦争孤児を受け入れるファデュイの孤児院で、孤児たちをどう育てるかは権力者の思想次第だった。当時の「召使」クルセビナは子供たちに戦う術を教えて、最も才に恵まれた「王」が勝ち残るまで殺し合いをさせるという斬新なアイデアを考案した。その過程では計り知れない数の死傷者が生じ、生き残った負傷者は「博士」のところに送られて実験体になるか、捨て駒として危険な任務を割り当てられた。
クリーヴは六歳の時、実母であるクルセビナによって壁炉の家に連れてこられた。クルセビナは娘に対して何の感情も抱いておらず、彼女を壁炉の家に連れてきたのは「お母様」として皆を平等に扱っていることを見せるためだった。「家」の実情を知ったクリーヴは母親を説得しようとしたが失敗し、今度は表立った抗議を試みるようになった。
クリーヴと同じ歳の子供ペルヴェーレも壁炉の家の真相を知っていた。明るく情熱的、自由に憧れ、生まれながらにして反抗精神を持つクリーヴとは違って、ペルヴェーレはとても冷酷な人間だった。彼女は殺し合いで最後まで生き残れる自信があったため、「お母様」クルセビナに反抗しようなどとは考えなかった。冷静さを保っていた二人は自然と仲を深めていった。クリーヴはペルヴェーレに、誰も犠牲になることのない本当の「家」を作りたいという夢の話をたくさん聞かせた。彼女は何度も逃げ出し、何度も他人に助けを求め、何度も真相を暴こうとした。その度に処罰で全身が傷だらけになったが、その決意が揺らぐことはなかった。皆に団結して「引き分け」にすることで犠牲を減らそうと呼びかけたこともあった。結果から見れば少し時間を稼いだだけだったが、それでも彼女は皆に希望を与えた。
十年が経ち、数えきれないほどの失敗を重ねたクリーヴは次第に絶望を感じるようになった。ペルヴェーレは「お母様」を暗殺することを提案したが、クリーヴはその提案を断った。その理由は彼女が名高い執行官であり、暗殺は困難であるからだが、もう一つの理由はクリーヴがクルセビナのことをまだ母親だと思っているからだった。追い詰められたクリーヴに残されたのは、死を選ぶ自由だけだった。決闘場での過酷な戦いの中で、クリーヴは自らペルヴェーレの手によって命を絶つことを選択した。一人勝ち残ったペルヴェーレは「お母様」に認められた。
一年後、ペルヴェーレはその決闘場と同じ場所でクルセビナと激しく戦い、殺した。ペルヴェーレは新しい執行官となり、女皇から「アルレッキーノ」の名前を授かった。彼女はクルセビナの「お母様」という肩書を廃止し、自分の本名も捨て、「お父様」として壁炉の家の再建に取り掛かった。
クリーヴが死んでからクルセビナが死ぬまでの間に、フレミネが壁炉の家に送られてきた。数ヶ月後に「召使」が代替わりし、さらにその数ヶ月後にリネとリネットが「召使」に引き取られた。

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